井上さくら の トキタマ日記

横浜市会議員 井上さくら のブログです

保育園の給食についても放射能測定へ。

昨年、保育園を利用しているお母さん達が中心になって「保育園・幼稚園保護者向け、放射能に関するアンケート」を集め、このほど集計結果がまとまったため、横浜市の担当者にご報告がてら意見交換の場を持ちました。

写真は、園児が良く行く公園の砂が実際に高い放射線を出している事を、持ち込んだ測定器で見てもらっているところ。

更に、お子さんの尿検査をした結果、セシウムが検出されたお母さんから、実際の検査結果シート等も見てもらいながら、切実な訴えがありました。

横浜では小学校の給食食材の検査が部分的に行なわれ、国の基準値以下であっても放射能が検出された干し椎茸やれんこん等は全市的に給食の献立に使わないという対応が始まっています。
ところが、保育園では各園まかせの現状。
このお母さんが利用している保育園では、その後もずっと椎茸が給食に出されていたとの事。
これには担当の課長も「椎茸については自粛するよう園にも知らせたはず・・・」とさすがにあせった様子でした。

牛乳を辞退したいという申し出も園から拒否されるなど、小学校では昨年のうちにクリアしてきた課題が保育園ではまだ続いている事を、担当者も多分、理解して下さったと思います。

保育園の給食の放射能対策の必要は、昨年来お母さん達と一緒にずっと訴えてきましたが、その甲斐あってか、新年度の予算に新たな対策が盛り込まれる事がわかりました。

持ち運びできる放射能測定器(LB200)を購入し、各園を回って、当日に調理と同時並行で測定を行ない、もし検出されたらその食材は除いたメニューにする、という事を検討しているそう。
ようやく、保育園についても内部被ばく防止が動き出します。
課題はまだありますが、大きな一歩だと思います。
これも、根気強く声を上げ続けてきたお母さん、お父さん達の力です。