6月30日、梅雨空の日曜日 🌥
「第27回 知的障害者選手権 水泳競技大会」の観戦のため
横浜国際プールへ向かいました。
パリ2024パラリンピックの日本代表内定選手も出場とのことで
たくさんの選手達やコーチ、保護者、介助さん、応援の仲間で
メインプールは熱気に溢れていました。
飛び込む姿も皆さんお見事!
長距離レースでは大きく差が開くこともありましたが
それでも懸命に泳ぎ切る選手に会場のあちこちから声援が飛び
互いを励ます温かい雰囲気もとても良かったです😊
選手がゴールにタッチすると
すぐにタイムがメインプールの電光掲示板に表示され…
それが新記録であったりすると
「アジア新記録 お め で と う !」
「日本記録樹立 お め で と う !」
と大きく映し出され、観客席からも拍手や歓声が沸き起こります。👏👏👏
目の前で次々出される新記録に私も感動~☺️
こうやってその場で公式記録が発表され
「アジア新記録」と確定できるのは
ひとえに横浜 #国際プール が国際規格を満たしているからですよね?
R4年2月に出された監査報告で
「建設当時の目的に反する」状態
なんて書かれたけど
そんなこと無いんじゃない?
などと思いながら…
さて、パラ水泳選手の熱戦のあいまに、
とても重要な記者会見を拝見してきました。
◆日本パラ水泳連盟 河合 純一 会長
◆日本知的障害者水泳連盟 佐野 和夫 会長
◆日本デフ水泳協会 竹中 芳晴 会長
◆横浜水泳協会障害者委員会 小清水 貢 代表
というパラ水泳の4団体の会長さん、代表さんが揃い
横浜国際プールのメインプール存続のお願い(嘆願書)に押印し
記者を前に横浜国際プールのメインプールの重要性と
横浜市の「再整備計画(素案)」の問題を口々に訴えたのです。
許可を得て写真と文書をアップさせて頂いています。
会長さんたちの公印の印影は一部見えないように井上が加工しています。
この山中竹春横浜市長宛の「嘆願書」の一部を抜粋します。
・メインプール廃止の方向が公表されたことに衝撃を受けている
・横浜国際プールは世界パラ水泳連盟(WPS)公認の ジャパンパラ水泳競技大会、日本知的障害者選手権水泳競技大会の開催地であり、国内の選手、関係者はもとより、世界のパラ関係者にも知られているいわば「聖地」
・単なる競技会場ではなくパラリンピックへの窓口
・障がい者の水泳・水中運動を通じた社会参加の拡大を大きな使命として活動を続けており、それを社会への訴求する場でもある
・横浜市は令和4年から全国に先駆け「インクルーシブ水泳競技大会」を開催し、目標の具体化として喜んでいたが、それがメインプールでなくなることは目標の喪失感に似た脱力感すら感じる
・多くの選手から横浜国際プールのメインプールがなくなる噂は間違いであって欲しいとの声が多く、再整備という名のメインプール廃止方針や市民意見募集にも驚きを隠せない
・横浜市を中心に世界で活躍する選手が多く出て来ている、障がい者が健常者とともに輝く社会の実現は社会全体、とりわけ行政の支えが必要
・その実現の舞台として横浜国際プールのメインプールが大きな位置を占めている
・今一度、横浜国際プールのメインプールを存続いただくようお願いいたします。
横浜国際プール メインプールの重要性を訴える「日本パラ水泳連盟」の河合会長
今回の嘆願書提出に至る経緯の説明の後、
各団体の会長さん、代表さんから、
それぞれ横浜国際プールへの思いについてお話がありました。
障害者スポーツを率いてきた会長達の言葉👇
「パラ水泳にとって横浜国際プールは
世界にも知られた聖地です。
多くの記録がここで出され、
それを見て皆、あこがれをもって
この横浜を目指すんです!」
「野球なら甲子園、ラグビーなら花園、
パラ水泳ではここ横浜」
そうだったんだ〜😭
そこまで大事な存在だったこと、私は分かっていませんでした💦
申し訳ないです🙇♀️
では横浜市はいったいどう思っているのか
これまで、パラ水泳の方達にどうこの計画を伝えてきたのかと思い
会見終了後に、会長さんたちにお聞きしました。
すると
オッッドロイタことに
この横浜を聖地としてきたパラ水泳関係団体の皆さんに
今回の国際プール実質廃止計画について横浜市からは一言も相談ナシなのだと!!!!
なんてことなんだ
横浜市はメインプールを無くしてもサブプールがあると言うけど
❌パラ水泳ではコーチに加えて介助者が付いたり選手によっては車椅子を使うので
広いプールサイドが不可欠👉サブプールではとても無理
❌サブプールのアクセスは階段ばかりでバリアフリーになっていない
ということで、サブプールでは全く代わりにならないとのこと。
全国的にも、屋内の長水路で、バリアフリーで、十分な広さのプールサイドが有って、しかも宿泊施設が近くにある、という条件が揃う場所は希少なため、横浜国際プールが使えなくなると、障がい者水泳の大会自体開くのが難しくなると言います。
日本パラ水泳連盟の河合純一会長から直接お聞きした言葉👇
横浜市から本当に何も連絡がなく驚いている。
これだけの大きな問題だから市長が出てきて説明してもらいたい。
担当部局だけにやらせていることが、ないがしろにされていると感じる。
これは本当に本当に大問題です!
「健常者」の水泳団体とは8回にわたって協議し結果物別れになっていますが、
障がい者の団体には連絡さえしていないのは
「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」に反する行為
すなわち障害者差別と捉えられかねません。
法に定められた合理的配慮を欠いているのは確かです。
山中竹春市長は、今からでも日本パラ水泳連盟をはじめとするパラ水泳関係者に面会をお願いすべきではないでしょうか。
この横浜国際プールのメインプールを廃止する計画について
ただ今、「市民意見募集」が行われています👇
令和6年6月24日(月)から
令和6年7月31日(水)23時59分まで
○こちらの横浜市インターネット入力フォーム🔽
または、
○電子メール nw-ikenboshu@city.yokohama.jp
○FAX 送信先:045-664-0669
○郵送 〒231-0005 横浜市中区本町6丁目50番地の10
にぎわいスポーツ文化局スポーツ振興部
○計画(素案)概要リーフレットについたハガキ
配架場所
・市民情報センター(市役所3階)
・市内18区役所区政推進課広報相談係
・各市立図書館
・各区スポーツセンター
・横浜国際プール
ぜひ、横浜国際プールのメインプール存続の声を広げてくださればと思います。