昨年8月、林市長が突如「カジノ実現」を打ち出して以降、横浜カジノ反対、市長は公約違反との声が広がり、「一人から始めるリコール運動」を中心に林市長解職を求める運動が市内全域で展開されました。
厳しいコロナ禍に見舞われる中、呼びかけを続け、受任者としてあるいは署名者としてご参加ご協力頂いた皆様に心より敬意を表し御礼申し上げます。
署名用紙を預かる「受任者」は全体で5万人を超えましたが、10月5日から2ヶ月間の法定期間の間に集まった署名は90,111筆となり、リコールに必要な法定数49万筆には及びませんでした。
参加団体代表の1人として運動してきた私自身も力不足が申し訳なく、本当に悔しくてなりません。
お寄せ頂いた署名1筆1筆にどれだけの思いや苦労が込められているかと思うと胸が詰まる思いが致します。
しかし、この運動がなければ出会えなかった多くの方々、この運動があったからこそ目に見えるようになった声や力など、生まれたものがたくさんあります。
実現できなかったとはいえ、市民の力によって横浜初の市長リコール運動が行われた意義は大きく、今後もこの力を無視することはできないと思います。
カジノ推進の勢力は、これ以上反対の声が広がることを恐れ、早期に抑え込もうと手続きを加速させています。
12月28日には署名が法定数を超えた「カジノの是非を問う住民投票」を実施するための条例案が、林市長の反対意見をつけた上で市議会に提出されました。
年明け6日から本会議と委員会での質疑、8日には採決が予定されています。
市議会は、これまでカジノ予算に賛成してきた自民・公明の議員だけで過半数を占めており、早々に条例案を否決して住民投票自体を行わせない事で決着しようと画策しています。
カジノを止める道は容易ではありませんが、まだその機会が無くなった訳ではありません。
2021年10月~2022年4月と定められた期間中に、横浜市が国へカジノIR導入を申請をするためにはまだいくつもの山を越えなければなりません。
これを通過させず、カジノを造らせないために、今後も市民それぞれが市政に目を向け、できる方法で声をあげていただければと存じます。
私もここからまた尽力し続けることをお誓いしてご報告とさせて頂きます。
ありがとうございます。
〜ご参考〜
*横浜市議会は本会議、委員会とも誰でも傍聴できます。
また、インターネットにより生中継されており、二日後から録画も観られます。
https://gikaichukei.city.yokohama.lg.jp
*各議員や横浜市カジノIR推進課へ「カジノはいらない!」という声を寄せましょう。
・横浜市会議員連絡先一覧
https://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/giin/kubetsu/
・横浜市 IRについてのページ
https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/seisaku/torikumi/IR/
・横浜市政策局 IR推進室 045(671) 4135
*井上さくらのホームページもご覧ください(2020年夏に以下URLに移転しています)
https://sites.google.com/a/sakuraline.jp/home/home