井上さくら の トキタマ日記

横浜市会議員 井上さくら のブログです

新市庁舎には【広〜い議会棟】ができそうです?!

世間はクリスマスですが今日は朝から「新市庁舎に関する調査特別委員会」でした。

今日の議題のひとつが【議会棟】
議場とか、委員会室、議員の控え室などが入る場所です。

この【議会棟】については11月に議会局の説明だけを受けており、議員からの発言は今回が始めてでした。

広さの事やセキュリティ確保のためとして示された「議員専用エレベーター」の事など私としても色々意見を言わなければと思っておりました。

11月の委員会資料より



ところが委員会が始まり、まずこの議題に入るなり、自民党議員から、
基本的に《議会棟のあり方調査会》の答申に沿って進める事で良い、ただ面積は最大の9,000㎡にしてもらいたいという趣旨の発言があり、
委員長から、このような提案があったので各派の意見表明を、という進行に。

各党のみなさん、おおむねそれで良い、という意見が相次いだのです。

9,000㎡というと現状が3,748㎡ですから、2.4倍の広さ。

専用部分9,000㎡=共用部分を含めた議会棟全体15,000㎡=建設費60億円(新市庁舎の計画単価40万/㎡で積算)

応接室が足りないとかの問題があるのは分かりますが、倍以上の広さというのは欲張り過ぎでは?

税金で造る以上、節約できる所はした方が良いし、今より増やすならその根拠をきちんと積み上げて議論すべきではないか、等と意見を述べ、担当局の答弁を聞き、さらに続けて発言しようと挙手をすると、委員長がこれをスルー。

委員長「他にご意見はありませんか」
私「はい、委員長」

委員長「他に」
私「委員長!」

委員長「では他に無いようですので、この議題はこれまでとし、、、、」
私「委員長!発言させて下さい。」

委員長「では、次の議題に移ります。」
私「えー! こんなことで議会棟を決めちゃって良いの?!(ここは不規則発言)」



と、こんな事がありました。



だいたい、この「答申」を出した《議会棟のあり方調査会》とは、議長の諮問機関で、非公開
メンバーは「交渉会派」だけなので、私などの少数会派は加われない
どのように話しが進んでいるのかと開催中の昨年、議事録の提出をお願いしたところ、「議事録は作ってません」

そういう調査会が全部イケナイとは言いませんが、そこで出された答申はあくまで正式に議論する前段階のタタキ台ではないんでしょうか。

その調査会が示した議会専用部分の必要面積が『7,900㎡〜9,000㎡』
これだって現状よりかなり大きく、非公開の密室で議員が自分たちの職場環境をお手盛りでランクアップしたと取れなくもありません。
その最大値の面積で行こう、という話しがこんな風に異論を許さない形で進むのでは、とうてい市民の理解は得られないと思います。

委員会中にも、委員長の強引な運営に抗議させて頂きましたが、終了後に改めて書面で運営の改善を求めておきました。


この委員会の録画が12/26の夕方頃から以下のサイトで見られます。
http://gikaichukei.city.yokohama.lg.jp/?tpl=gikai_list&kaigi_id=13
お時間のある方はぜひご覧頂き、ご意見を聞かせて頂ければと思います。