井上さくら の トキタマ日記

横浜市会議員 井上さくら のブログです

ハマ弁1食=8,300円

予算委員会最後の総合審査で、林市長と岡田教育長に「ハマ弁」と給食について質問しました。

小学校の給食=みんな食べてる→値上げ(公費入れない)

中学校のハマ弁=99%食べてない→値下げ(公費投入ドーン)

これってどうなの?という問題です。

実は質問前日に「事業報告書」から計算してみて驚きました。

ハマ弁1個の経費がナント8,385円。

そのうち公費(市民の税金)での補助が6,313円入っていることに。

えええ〜〜
一食8,300円って、ホントなの??


写真はハムとインゲンのスープ(食べる前です)

この質疑が先日、朝日新聞で取り上げられ、多くのご意見、反響を頂いています。

朝日新聞デジタル
給食かわり「ハマ弁」1食に市費6千円 横浜、16年度:朝日新聞デジタル

ヤフーニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180326-00000004-asahi-soci

「ハマ弁」は横浜市と民間事業者が共同で行う事業ということになっていて、
事業者は年度初めに事業計画書、年度終了後に事業報告書を横浜市に提出します。

横浜市は、この計画書に基づいて市の当初負担分を支出、報告書に基づいて追加や清算をしています。

注文数などの確定値が出ている最新の事業報告書は平成28年度のもの。

そこでその報告書を見ると、

運営経費   4億100万3,000円
そのうち市費 3億192万9,000円
申し込み   4万7825食

となっています。
そこで単純に単価を計算。

年間経費÷年間申し込み数=8,385円
市費負担÷年間申し込み数=6,313円

何度計算しても、超高額なお弁当!
そして何という税金による補助!

平成28年度は事業を始めた初年度のため、毎年かかる運営経費の他に、システム開発や弁当容器製作などの初期費用が1億3,349万円かかっており全額市が負担していますが、これは単価計算には入れていません。

書き込みで見えづらいかと思いますが「H28事業報告書」↓

この事実をもとに、以下のような項目で質問しました。

この時の録画が市議会のホームページにアップされています。
http://gikaichukei.city.yokohama.lg.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=6335
(開始から5分20秒後くらいから「ハマ弁」の質問です。)


市長はこの質疑で「ハマ弁」の良さをもっと周知していきたい、と答弁していますが、
事業開始から、今年はもう3年目。
ハマ弁のことは中学生やその保護者はもう十分知っていますよ。

その上で、喫食率がわずか1.3%と低迷を続けていることを受け止めて、
なぜ「ハマ弁」が選ばれていないのか、何が求められているのか、市民の声に謙虚に耳を傾ける時だと思います。

私はもう、「ハマ弁」よりも給食を中学校でも始めた方が良いと思います。
みなさんはどうお考えでしょうか。

こんな税金ムダ使いやめて! というネット署名も始まっています。↓
https://www.change.org/p/%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%B8%82%E9%95%B7-%E6%9E%97%E6%96%87%E5%AD%90%E5%B8%82%E9%95%B7-%E3%83%8F%E3%83%9E%E5%BC%81%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%81%AE%E9%80%9F%E3%82%84%E3%81%8B%E3%81%AA%E6%92%A4%E9%80%80%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99?recruiter=354600716&utm_source=share_petition&utm_medium=copylink&utm_campaign=share_petition&utm_term=autopublish